1. Helium Leak
サキタハヂメ | Hajime Sakita: ノコギリ (Musical Saw)
サキタくんは2回も世界一になったほどの名ノコギリ演奏家。彼が奏でるノコギリの音は喜怒哀楽全てが詰まっていて、冥土の土産に、三途の川でも聴いていたいくらい、人に寄り添うケムリみたいな音だ。木を切る道具がこんな音を出すなんて、なんと素晴らしいことだろう。
Profile:
サキタハヂメ;のこぎり演奏家・作曲家。独学でのこぎり音楽を習得。のこぎり音楽世界大会(アメリカ・サンタクルズ)で2度優勝。NHK教育テレビ「シャキーン!」(全編音楽)、日本テレビ「妖怪人間ベム」やCM音楽等多数作曲。2010年ラブリーホール・オリジナル・ミュージカル「ムーンライトミステリー」、NHKドラマ「ただいま母さん」、映画板「妖怪人間ベム」音楽担当。
アルバムは「MUSICAL SAW SONG "S"」「SAW much in LOVE」の2枚をリリース。
2005年大阪市「咲くやこの花賞」受賞。いよいよ今年は活動のばを海外へも広げる年になりそうである。アコースティックデュオ「はじめにきよし」のギタリストとしても活動中。
Official website
2. At An Angle Of 120 Degrees
筒井香織 | Kaori Tsutsui: Clarinet
クラリネットの音色自体、とても特殊かもしれない。奇数次倍音で校正されるシングルリードのその音色は、他の楽器と比べて明らかに作為的。人間が生み出した音色としては傑作のひとつか。そんな楽器を縦横無尽にコントロールする筒井さんの演奏はサーカスの空中ブランコのように優雅かつアクロバティック。
Profile:
筒井 香織 | Kaori Tsutsui: クラリネット奏者・作曲家
-音楽略歴-
4歳よりピアノ、小学校でリコーダー、小6からClarinetを始める。高松第一高等学校音楽科を経て1998年武蔵野音楽大学大学院修了。2012年武蔵野音楽大学別科作曲専終了。エコールノルマルパリ音楽院作曲科在学中。クラリネット奏者として国内外の多数コンサートやライブに参加、作曲家として多数の商業作品にて楽曲制作を行う。これまでにクラリネットを石川孝司、カールマン・ベルケシュ、ギィ・ドゥプリュ、リコーダーを宇治川朝政、室内楽をヤノーシュ・ツェグレディ、作曲を佐藤誠一、ミッシェル・メルレ、対位法をステファン・デフラスの各氏に師事。
Alphonte Music
3. Invisible Rays
プロフェット5 | Prophet-5
Moog minimoogと並び世界で最も有名なアナログシンセサイザー。おそらく世界一お金を稼いでくれるシンセサイザーだと思う。Minimoogがモノフォニック発音(単音発音)であるのに対してProohet Fiveは5音ポリフォニック。つまり和音が鳴らせる。この和音こそがこの楽器の最大の武器であり、多彩な音色、スッピンでも埋もれない音が出せるという点で現代のシンセサイザーを凌駕する。
Profile:
シーケンシャル・サーキット プロフェット5(Sequential Circuits Prophet-5)は1978年1月にNAMMにおいて発表され、1978年から1984年にかけてシーケンシャルサーキット社から発売されていたアナログシンセサイザー。開発者はDave Smith。初の音色メモリ可能なポリフォニックシンセサイザーで、ポリ・モジュレーション(POLY-MOD)という独自の機能により特徴的な音色が出せる。5音同時発音可能で、音色はRev.1(後述)の場合40音メモリが可能である。音色メモリ機能はZ80をCPUとして搭載し各パラメータの状態を記録可能にしたことにより実現した。また、カセットテープ用インターフェイスを搭載しており、外部のデータレコーダーに音色データをセーヴできる。61鍵、2VCO+VCF+VCA+LFOの構成である。ポリ・モジュレーションという機能は、オシレーター(VCO)Bやフィルタのエンヴェロープで、オシレーターA、パルスウィズス、フィルターのカットオフ周波数を変調できるもので、複雑な倍音を合成することが可能となっている。
引用:シーケンシャル・サーキット プロフェット5『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2013年3月10日 (日) 23:37
http://www.davesmithinstruments.com/
4. Silver
石川 高 | Ko Ishikawa: 笙
闇に差す一筋の光、希望、銀の空、そんな印象。笙を吹く息が折り返す時、音が移り行く時、まるで道標が示されるかのよう。この雅楽の楽器を校正するのは17本の竹。一本一本の竹が言葉の光を担い反復していく。竹が合わさった時、物凄い光線量の和音が降り注ぐ。
Profile:
石川 高 | Ishikawa Ko: 笙演奏家
1990年より笙の演奏活動をはじめ、国内、世界中の音楽祭に出演してきた。雅楽古典曲のみならず、現代作品や自主作品の演奏、即興もおこなっている。
http://radiant-osc.com/
5. Visible Rays
勝俣 まさとし | Masatoshi Katsumata: Sound FX
現実よりもリアルな音が存在する。これはフィルムの世界に精密な音の三次元を投影する仕事をしてきた一人の男によって見せられている【自転車に乗った】白昼夢。
Profile:
勝俣 まさとし | Masatoshi Katsumata: Supervising Sound Editor
音楽活動時期、ジャンルを越えた多くのライブ、レコーディングセッションに参加。同時期にミキサーとして音楽制作にも関わる。1990年初頭、音響制作ミキサーとして映像作品に参加。これを機に映像の音響ポストプロダクションに深く関わる。現在は映画を主にTVドラマ、ライブ、ゲーム作品などにサウンドエディター、フォーリーミキサーなどで参加。
近年の参加作品
「るろうに剣心」、ゲキシネ「髑髏城の七人」、「ネオウルトラQ」、「GLAY JUSTICE&GUILTY ARENA TOUR 」、吉川晃司PV「Samurai Rock」など
6. Wolf Whistle
和泉 聡志 | Satoshi Izumi: Electric Guitar and Acoustic Guitar
実は漂っているのではなく、デカダン趣味でもない彼のギター音の本質は「突き抜けたロック」。
不良ウサギのように悪戯に跳ねまわる憧れの音。
Profile:
78年生まれ。15歳の時、寺内タケシ氏との共演という機会に恵まれ、程なく演奏活動を開始。20代に入り「渕野繁雄」「浅川マキ」「Kankawa122」「fayray」等のグループへ参加。2006年~ 作曲家/ピアニスト「大野雄二」率いるバンド「Yuji Ohono & Lupintic5」へ参加など、様々なセッション、レコーディング、ツアーと経験を重ねる。また、ベーシスト Chuck Raineyを始め海外ミュージシャンからの信頼も厚い。ガットギター、エレクトリック、ヴォーカルによる自身のSoloも継続中。
Jazz,Rock,Soul,からClassicに至るまで、各シーンの重要人物との関わりを大切にしながら独自のセンスと切り口で注目を集める。
http://xxxxx.main.jp/izumisatoshi/